検査・診断
ライム病の診断のためには、病原体そのものを検出する目的で、紅斑部の皮膚(皮膚生検)や髄液などを用いて培養検査が行われることがあります(血液からの分離は難しいとされている)。そのほか、同様の検体を用いてPCR法と呼ばれる方法で、ボレリア特有の遺伝子の検出を試みることもあります。
また、ボレリアに感染すると患者の血液中には、抗体(ボレリアに対して防御反応を示す免疫物質の1つ)が産生されます。この抗体を検出するために、“ウェスタンブロット法”と呼ばれる検査が行われることになります。この検査は、患者の血液中に存在する抗体と、ボレリアが特異的に持つ“抗原”と呼ばれるたんぱく質が反応するかどうかを確認する検査です。
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