らいむびょう

ライム病

最終更新日:
2021年03月17日
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2021/03/17
更新しました
2017/04/25
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症状

感染初期

マダニに刺されてから3日~1か月ほどして、ダニの刺咬部を中心として遊走性紅斑と呼ばれる赤みが出現します。遊走性紅斑はライム病の初期症状として特徴的な症状です。遊走性紅斑は時間経過とともに徐々に拡大していきますが、無治療でも1か月ほどの経過で自然消失します。

また、こうした特徴的な皮疹が現れる時期と一致して、発熱や倦怠感、関節痛、筋肉痛などのインフルエンザのような症状が現れることもあります。

播種期(はしゅき)

皮膚局所で増殖したボレリアがリンパや血液の流れに乗り全身に広がると、標的臓器に関連した症状が現れるようになります。具体的には神経であれば脊髄神経炎(せきずいしんけいえん)髄膜炎顔面神経麻痺、目であれば角膜炎などです。

また、心臓に関連した合併症として、重い不整脈(完全房室ブロックなど)を引き起こすこともあります。

慢性期

さらに治癒せずに感染から数か月ないし数年して病状が進行すると、重症な関節炎が起こることもあります。特に膝関節(しつかんせつ)が侵されることが多く、著明な腫れや痛みを伴うようになります。

そのほか、皮膚病変(慢性萎縮性肢端皮膚炎)や慢性中枢神経系異常(気分障害や記憶障害など)が現れることもあります。

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