検査・診断
リンパ節炎では、全身のどの部位にリンパ節の腫れが生じているか確認することが大切です。
腫れたリンパ節の大きさや圧痛の有無、周囲の組織と癒着していないか、硬さは硬いか柔らかいか、表面は滑らかなのか不整でごつごつしていなかなどの性状をしっかりと触って診察して評価します。
リンパ節炎を起こしている原因を推定するためにも、随伴症状がないか、周囲の環境で感染症が流行っていないか、ペットは飼っていないかなどの情報も重要です。
リンパ節炎が生じている状況では、インフルエンザや溶連菌の迅速検査、血液検査による全身状態の評価などが重要です。
また、リンパ腺が腫れている原因が感染症で腫れているのか、胃がんや肺がんなどの転移により腫れているのか、リンパ腺自体の癌で腫れているのか判断が難しい場合には、リンパ節を一部採取して顕微鏡で検査する病理検査も検討されます。そのほかにも、膿を用いて培養検査を行うこともあります。
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