りんぱせつえん

リンパ節炎

最終更新日
2018年09月13日
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2018/09/13
掲載しました。

概要

リンパ節炎とは、ひとつもしくは複数のリンパ節が炎症を起こした状態のことを指します。

風邪やインフルエンザなどへの罹患が原因となったり、傷口などからの感染が原因となったりすることもあります。

リンパ節が炎症を起こすと、腫れや痛みといった症状が現れます。また、発熱や倦怠感といった症状がみられることもあり、リンパ節内に(うみ)が蓄積することもあります。

原因

リンパ節炎は、細菌やウイルス、真菌、寄生虫などといった病原体に感染することが原因で起こります。

風邪やインフルエンザに罹ると、ライノウイルスやRSウイルス、インフルエンザウイルスなどが鼻や喉から体内に侵入します。

病原体が体内に侵入すると血液を介して首やアゴの下、耳の後ろなどに存在するリンパ節で炎症が起こります。リンパ節の炎症は、病原体が全身各所に広がらないように起こっています。

風邪など以外でも皮膚の傷口から病原体が入った場合には、傷口の近くに位置するリンパ節が炎症を起こします。また、溶連菌感染症では首のリンパ節に炎症が生じます。

病原体によっては局所のリンパ節の腫れだけではなく、全身のリンパ節に炎症を起こすこともあります。

症状

リンパ節炎が生じると、炎症を起こしたリンパ節が腫れます。リンパ節の腫れに付随して、自発痛(何もしなくても痛む状態)や圧痛(触られた際の痛み)がみられます。

また、リンパ節炎を起こしている周辺の皮膚が赤くなることもあり、リンパ節内に(うみ)がたまることもあります。膿が大量にたまると、皮膚の一部が自壊して排出されることもあります。

そのほかにも、発熱や倦怠感、疲れやすさや食欲不振などの症状が現れることもあります。

検査・診断

リンパ節炎では、全身のどの部位にリンパ節の腫れが生じているか確認することが大切です。

腫れたリンパ節の大きさや圧痛の有無、周囲の組織と癒着していないか、硬さは硬いか柔らかいか、表面は滑らかなのか不整でごつごつしていなかなどの性状をしっかりと触って診察して評価します。

リンパ節炎を起こしている原因を推定するためにも、随伴症状がないか、周囲の環境で感染症が流行っていないか、ペットは飼っていないかなどの情報も重要です。

リンパ節炎が生じている状況では、インフルエンザ溶連菌の迅速検査、血液検査による全身状態の評価などが重要です。

また、リンパ腺が腫れている原因が感染症で腫れているのか、胃がん肺がんなどの転移により腫れているのか、リンパ腺自体の癌で腫れているのか判断が難しい場合には、リンパ節を一部採取して顕微鏡で検査する病理検査も検討されます。そのほかにも、膿を用いて培養検査を行うこともあります。

治療

リンパ節炎では、原因となっている病原体に対して効果が期待できる薬剤が使用されます。

たとえば、溶連菌が原因であれば抗菌薬を使用し、インフルエンザであれば抗インフルエンザ薬の使用を検討します。通常、原因である感染症を治療すればリンパ節の腫れや痛みは少しずつ収まります。

原因によっては根治的な治療薬が存在しないことから、解熱鎮痛剤などの対症療法をとることもあります。

リンパ節炎の原因となるインフルエンザや風邪は、手洗いやうがい、マスクの着用などによって衛生環境を保つなど、予防の観点をもつことが重要です。特に、インフルエンザに対してはワクチン接種も可能です。

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