治療
レイノー現象の治療では、症状を引き起こす原因を避けるための生活指導や薬物療法が行われます。レイノー現象がほかの病気に伴う二次性のものである場合は、原因となる病気の治療をしっかりと行うことが重要です。
生活指導
レイノー現象の治療の基本は、誘発要因を避けることです。主に寒冷刺激や精神的ストレスによって起こることから、手袋や靴下を着用する、部屋が冷えすぎないようにする、精神的ストレスを抱え込まないようにするなどの対策が大切です。夏季も冷房の強い場所を避けるなど、年間を通じた温度管理が重要です。また、たばこは血管を収縮させるため、喫煙習慣のある方は禁煙を心がけましょう。
薬物療法
薬物療法としては、血流を改善するためにカルシウム拮抗薬、プロスタグランジン製剤、ビタミンE製剤などの血管拡張薬や抗血小板薬などが用いられることがあります。薬剤性のレイノー現象の場合は、主治医と相談してほかの薬への変更を検討することも重要です。
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