原因
レイノー現象は、手足の指先の細い血管が過剰に収縮することで発生する血流障害です。主に寒冷刺激や精神的ストレスが引き金となって発症します。寒冷刺激が大きな要因となるため、特に気温が低い冬に発症することが多く、外に出た時や冷たい水に手をつけた時によく起こります。また、夏でも冷房の効いた部屋に入った時にみられる場合があります。
レイノー現象は、原因によって一次性(レイノー病)と二次性(レイノー症候群)に分類されます。
一次性(レイノー病)
一次性はレイノー病とも呼ばれ、原因となる基礎疾患がなく起こるレイノー現象です。特に若い女性に多くみられ、通常は重度の合併症を伴わず予後は良好です。
二次性(レイノー症候群)
二次性は、基礎疾患が原因となって発症するレイノー現象で、レイノー症候群とも呼ばれます。主な原因疾患には以下のようなものがあります。
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