治療
ロスムンド・トムソン症候群には根本的な治療法は存在しないため、症状に合わせた支持療法が中心となります。日光過敏に関連した皮膚症状はやけどのように酷くなることもありますし、皮膚がんのリスクを挙げることになるため、可能な限り紫外線を避ける努力を行うことが必要です。具体的には、サングラスをしたり、帽子をかぶったり、洋服で皮膚の露出を避けるなどの対策が必要になります。皮膚科でのフォローアップは必須になり、皮膚がんの発生がないかどうかに留意することが大切です。
白内障を若年のうちに発症することもまれではありません。白内障を発症した際には、眼科的な手術を行うこともあります。
なお、ロスムンド・トムソン症候群は遺伝性疾患としての性格を有しています。お子さんを希望される際には、遺伝カウンセリングを行うことも大切になります。
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