症状
三尖弁閉鎖症では、三尖弁が閉じていることから血液循環の異常が起こります。
また、心臓の部屋同士を隔てている壁に穴が開いていたり、肺動脈が細くなっていたりするほかの構造異常を伴うケースが多いとされています。そのため、症状の現れ方は構造異常のタイプや程度によって異なります。
具体的には2つのタイプに分けることができ、1つは肺へ流れる血液の量が少なくなることから皮膚が青や紫に変色するチアノーゼが現れるタイプ(肺血流減少型)です。もう1つは肺へ流れる血液の量が多くなり、心臓や肺への負担が大きくなることで呼吸器症状や肝臓の腫大、また体重増加不良やむくみといった心不全の症状が目立つタイプ(肺血流増加型)です。どちらのタイプであるかなどによっても治療法が異なります。
この記事は参考になりましたか?
この記事や、メディカルノートのサイトについてご意見があればお書きください。今後の記事作りの参考にさせていただきます。
なお、こちらで頂いたご意見への返信はおこなっておりません。医療相談をご要望の方はこちらからどうぞ。
「三尖弁閉鎖症」を登録すると、新着の情報をお知らせします