検査・診断
上大静脈症候群の診断では、画像検査が中心となります。胸部単純レントゲン写真では、上大静脈に相当する部位が拡大していることが確認されます。より詳細に病状を評価するためには造影CTが行われます。
造影剤を使用すると血管内の血液の流れがより詳細に描出されるため、上大静脈内の血液の流れが乏しくなっていることが確認できます。さらにCT検査では、上大静脈症候群を引き起こしている基礎疾患を推定することも可能です。
肺がんであれば肺に腫瘍性病変を認めますし、胸部大動脈瘤であれば大動脈に瘤を認めます。その他、造影CT検査では側副血行路の発達の程度を評価することも可能です。
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