治療
下垂体前葉機能低下症では、不足しているホルモンを補充することが治療の基本です。
たとえば、ACTHが低下している場合には、副腎皮質ホルモンが補充されます。TSHが低下している場合は甲状腺ホルモンを補充します。
また、LHやFSHが低下している場合には、挙児希望の有無(子どもを授かりたいという希望の有無)などをもとにして補充療法を検討します。
下垂体前葉機能低下症では、原因疾患に対しての治療アプローチも大切です。たとえば、下垂体腺腫が原因であれば、鼻を介した手術によって腺腫を切除することがあります。腫瘍によっては放射線や化学療法が適応になることもあります。
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