原因
下垂体前葉機能低下症は、下垂体の前葉(前部)から分泌されるホルモンが低下することを原因として発症します。
下垂体からのホルモンは、下垂体腺腫と呼ばれる下垂体由来の腫瘍が原因となって分泌が低下することがあります。具体的には、下垂体腺腫が存在することで正常な下垂体が圧迫され、その結果としてホルモン分泌に影響が生じることがあります。
また、下垂体炎、頭蓋咽頭腫などの下垂体近傍の腫瘍、ラトケ嚢胞、がんの転移などが原因で下垂体前葉機能低下症が生じることもあります。
そのほかにも、放射線治療の影響や結核、サルコイドーシス、分娩時の大量出血なども、下垂体前葉機能低下症の原因として挙げることができます。
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