検査・診断
めまいを生じて病院を受診すると、まずは身体所見から神経症状の評価が行われます。
特に注視誘発眼振は中枢性めまい症に特徴的な所見であり、これらの結果に加え、他の脳神経症状の有無や運動失調の有無、聴力の異常の有無などよって中枢性か末梢性かの大まかな判断が下されます。眼振がはっきりとわからない場合には、Frenzel眼鏡と呼ばれる眼振を観察するための特殊な器具を用いて眼球運動の観察が行われます。
中枢性が疑われるケースでは、CTやMRIによる画像検査が行われ、脳内の病変を確認します。特に発症早期の脳梗塞が疑われる場合には、CTではなくMRI検査が行われ、拡散強調画像による早期梗塞巣の確認がなされます。
そのほか、全身状態に合わせて炎症所見などを評価するために採血検査を行うこともあります。
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