症状
中隔視神経形成異常症は、視神経や視交叉と呼ばれる眼に関連した神経に障害が生じる病気です。そのため、視力障害や眼振(眼球がけいれんしたように動いたり揺れたりすること)といった症状がみられます。
また、下垂体機能低下症に関連した症状をみることもあります。原因で述べた通り、下垂体から分泌されるホルモンにはいくつかの種類が存在しますが、どのホルモンが影響を受けるかによって生じる症状は異なります。なかでも成長ホルモン分泌が影響を受けることが多く、低身長になります。そのほか、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンの分泌障害を発症することもあります。低血糖や低血圧など重篤な症状を見ることもあります。さらに、二次性徴に影響がおよぶこともあります。
脳の構造異常を伴う病気であり、精神運動発達に障害が生じることもあります。異常を受ける構造物に応じて症状の程度には差があります。てんかんをきたすこともあります。
医師の方へ
「中隔視神経形成異常症」を登録すると、新着の情報をお知らせします