ふつかよい

二日酔い

※この用語は、医学的には病名ではない場合、もしくは病名として認められつつある段階である場合があります。また、医療や身体にまつわる一般的な用語を掲載している場合があります。

最終更新日:
2020年12月18日
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2020/12/18
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概要

二日酔いとは、過度なアルコール摂取によって頭痛、吐き気、胸やけ、眠気などの症状が翌日まで続く症状のことであり、時間が経過すると自然に改善していくのが特徴です。一般的に、二日酔いは医学的な病気とは考えられていませんが、重度な場合は社会生活に支障をきたすケースも多く、必要に応じて治療が行われることもあります。しかし、二日酔いの発症メカニズムははっきりと分かっていない部分も多く、時間が経過して症状が改善するのを待つしかないケースも少なくありません。

また、二日酔いは過度なアルコールを摂取した人全てに起こるわけではなく、体質や体調などに左右されやすいとされています。

原因

二日酔いの原因は明確に解明されていない部分も多いですが、さまざまな研究の結果から次のような原因が挙げられています。

アセトアルデヒドなどの蓄積

アルコールは体内に取り入れられると血液に吸収されます。そして肝臓(かんぞう)に送られて分解されていきますが、その過程で産生されるアセトアルデヒドと呼ばれる有害物質が過剰に蓄積することで二日酔いが生じるとの説があります。

アセトアルデヒドの蓄積を原因とする説は多々ありますが、一方で二日酔いの人の血液からアセトアルデヒドが検出されたとの報告はまれです。また、不純物の多いアルコールは二日酔いが起こりやすいとの説もあるため、何らかの物質が二日酔い発生に関与していると考えられています。

離脱症状

アルコールは依存性のある物質であり、過剰な摂取を続けたうえで断酒すると、動悸、めまい頭痛、吐き気などの“離脱症状”が現れます。そのため、二日酔いはごく軽度かつ短時間ではあるものの過剰なアルコール摂取による離脱症状によるものとの考え方もあります。

ホルモン分泌量の変化

過度なアルコールは、血圧や尿量、血糖値などを調節するさまざまなホルモン分泌に影響を与えることが分かっています。そのため、アルコールの作用によって脱水や低血糖状態になることで、二日酔い症状が現れるとの考え方もあります。

酸性度の上昇

過度なアルコール摂取は、血液や体液の酸性度を高めるはたらきがあり、その結果として二日酔いの症状が引き起こされるとの考え方も多いのが現状です。特に酸性度が高いほど症状も重いとの説も少なくありません。

胃腸へのダメージ

アルコールは胃や腸の粘膜にダメージを与えることが知られています。過度なアルコール摂取は特に強いダメージを与えるため、二日酔いで生じやすい吐き気や胸やけなどの原因になると考えられています。

このように、二日酔いの原因は多く挙げられますが、いずれか1つの原因ではなく、さまざまな要因が重なって発症すると考えられています。

症状

二日酔いの症状の現れ方は人によって大きく異なりますが、吐き気・嘔吐、胸やけなどの消化器症状、頭痛、動悸や発汗、気分の変動といった自律神経症状など多岐にわたります。

さらに、二日酔いが生じるほど多くのアルコールを摂取すると、脱水や低血糖状態を引き起こしやすくなるため、それが二日酔いの症状をさらに悪化させるという悪循環に陥ることも少なくありません。

一般的に二日酔いは飲酒から時間が経過すればするほど症状は改善していきます。しかし、アルコールの摂取量やアルコールを分解できる能力などの体質、飲酒日の体調などによって症状の重さや継続する時間は異なります。中には、さらにその次の日まで症状が続き、社会生活に支障をきたすこともあるため注意が必要です。

検査・診断

二日酔いは医学的な病気ではないため、症状があったとしても特別な検査を行うことはまずありません。しかし、吐き気、頭痛などの症状が強いときは、血液検査や画像検査などによって何らかの病気を発症していないか調べることもあります。

治療

二日酔いは基本的に治療を行わなくても時間が経過すれば症状は改善していきます。十分な水分を取り、症状が改善するまで安静にして過ごすことが大切です。しかし、症状が強いため通学や通勤ができない、起き上がれないなど社会生活に支障をきたす場合には治療を行うことがあります。

具体的には、胸やけに対する胃薬、頭痛に対する鎮痛剤、吐き気に対する制吐剤など、それぞれの症状を改善するための薬物療法を行います。さらに、重度な場合は脱水や低血糖状態を改善し、アルコールの代謝を早めるために点滴治療が行われることも少なくありません。

予防

二日酔いを予防するには、アルコールの過剰摂取を控えることが何よりも大切です。アルコールを分解できる能力などは人によって異なりますので、自身の適量を知って節度を持った飲酒を楽しむようにしましょう。

また、空腹時や寝不足時などの飲酒は二日酔いのリスクが高まると考えられています。飲酒をするときはアルコールだけでなく食事もしっかり取り、睡眠や休息をしっかり取った状態で楽しむことも大切です。

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