治療
二次性心筋症では、まず原因疾患に対しての治療介入を行うことが重要です。糖尿病であれば血糖コントロールを目的とした食事療法や運動療法、インスリンをはじめとした血糖降下剤の利用などが検討されます。
甲状腺機能低下症であれば甲状腺ホルモンの補充療法が、自己免疫疾患であればステロイドや免疫抑制剤の使用などが適宜検討されます。
また、二次性心筋症では心不全が生じることが懸念されるため、心不全に対しての治療介入も重要です。
具体的には、運動療法や体重コントロール、塩分や水分の制限に加えて、アンジオテンシン酵素阻害薬やカルシウム拮抗薬、β遮断薬などの治療薬の使用なども検討します。そのほかにも、植込み型除細動器や心臓移植などの治療も検討されます。
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