治療
診断された原因疾患に応じた治療が行われます。一例として、下記のような治療法が挙げられます。
手術治療
副腎にできた腫瘍から、ホルモンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症、褐色細胞腫などが原因となっている内分泌性高血圧の場合、手術を行います。
手術により腫瘍を取り除くことで、内分泌性高血圧の根本的な治療が可能です。
カテーテル治療
腎動脈が狭くなって起こる腎血管性高血圧の場合は、カテーテルにより狭くなった腎動脈を広げることで血流を改善させます。
薬物治療
腎臓の機能が低下して起こる腎実質性高血圧の場合、血圧を調整する体内メカニズムであるレニンーアンジオテンシン系の活性を阻害する薬剤によって、血圧をコントロールします。
また、アルドステロンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症では、抗アルドステロン薬が用いられることがあります。交感神経を刺激するカテコールアミンが過剰に分泌される褐色細胞腫では、交感神経を抑制するα遮断薬やβ遮断薬が用いられる場合があります。
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