検査・診断
亜急性皮膚エリテマトーデスが疑われるときは以下のような検査が行われます。
血液検査
亜急性皮膚エリテマトーデスを発症すると、60~80%で抗核抗体、70~90%で抗SS-A抗体、30~50%で抗SS-B抗体と呼ばれる自己抗体(自分の体を攻撃するタンパク質)が現れるとされています。そのため、診断にはこれらの抗体の有無を調べるために血液検査が必要です。
皮膚生検
亜急性皮膚エリテマトーデスによって引き起こされる皮疹は、乾癬やシェーグレン症候群*など、ほかの皮膚の病気と皮膚症状が似ているケースも多々あります。正確に診断するため、皮膚生検(皮疹の組織を採取して顕微鏡で詳しく観察する)を行います。
また、皮膚組織に抗体などが沈着しているかどうかを確認するループスバンドテストが鑑別に役立ちます。
*シェーグレン症候群:自己免疫が発症に関わる病気で、免疫が涙腺や唾液腺を攻撃してしまうことが特徴。
光線照射試験
光線照射試験(光線テスト)を行うことが重要です。これにより紫外線に過敏に反応するかどうかを調べることができます。
医師の方へ
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