こうつうせいすいとうしょう

交通性水頭症

最終更新日:
2024年05月29日
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2024/05/29
更新しました
2020/03/05
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検査 ・診断

交通性水頭症が疑われるときは次のような検査が行われます。

頭部CT検査、MRI検査

交通性水頭症の診断をするには、脳室の拡大を確認することが必要です。そのため、まずは簡単に実施できる頭部CT検査を行います。

また、水頭症を発症すると頭部MRI検査で脳室の周囲に特徴的なサインが描出されるため、頭部CT検査で脳室の拡大などがはっきりしない場合は頭部MRI検査が追加で行われることもあります。

そのほか、頭部CT検査で脳内に腫瘍などの病気が発見された場合は、精密検査として頭部MRI検査を行います。

髄液排除試験(タップテスト)

腰を走行する脊髄下方のくも膜下腔に針を刺して脳脊髄液を約30ml排除し、症状の変化を調べる検査です。特に特発性常圧水頭症の診断のために行われ、脳脊髄液を抜くと数時間~数日内に歩行障害などの症状の改善が見られることがあります。

腰に針を刺すため体への負担を伴う検査ですが、特発性常圧水頭症の診断に有用で、なおかつ髄液の排出路を新たにつくる“シャント手術”を行うか否かを決めるための大切な検査でもあります。

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