原因
仙腸関節障害は、スポーツなどで足を前後に開いたり腰を大きくひねったりと骨盤に左右非対称の力が加わることで発症しやすいと考えられています。このほか、鞄や荷物をいつも同じ側の肩で持つ癖や足を組んで座る癖があるなど、日頃から骨盤が左右非対称になりやすい生活をしている方にも多くみられます。また、腰椎や股関節に病気がある方も発症しやすいといわれています。
仙腸関節障害が女性に多く発症する理由の1つに出産が考えられます。出産では、仙腸関節周辺の靱帯が緩むことで骨盤が広がります。この緩んだ靱帯が出産後も戻らずそのままになってしまい、腰痛や鼠径部痛を引き起こすケースがあると考えられています。
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