治療
仙腸関節障害の治療では一般的に手術は行わず、安静をはじめとする保存療法で症状の改善を図ります。
まずはスポーツなど仙腸関節障害の原因と考えられる活動をいったん中止し、安静にしましょう。痛みがある場合は薬物療法として痛み止めを服用するほか、仙腸関節用の骨盤ベルトやコルセットなどで骨盤を締め、仙腸関節を安定させる場合もあります。また、リハビリテーションとしては股関節などをスムーズに動かすためのストレッチや、仙腸関節を安定させる筋肉トレーニング(体幹深部筋トレーニング)が指導されます。
仙腸関節後方靱帯や仙腸関節内に局所麻酔薬を注射する仙腸関節ブロック注射を行うこともあります。
手術治療が行われる例
保存療法を行っても症状が改善せず、歩行障害が持続する場合には手術が検討されることもあります。手術では仙腸関節にボルトを入れて関節を固定する方法などが用いられます。
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