症状
養育者が実際には子どもに生じていない症状を医療従事者に申告して医療機関を受診するだけでなく、下剤や向精神薬を用いたり、外傷を作ったりすることで病気に見せかける症状を作り出します。深く心配する様子を見せて献身的に振る舞うため、周囲もまさか養育者が子どもの症状を偽ったり病気を故意に作り出したりしているとは気付かずに、不要な検査や治療が反復されることになります。
検査や治療が一段落して健康上問題ないとされると、さらに重篤な状態を作り出そうとすることもあります。点滴に汚水を混ぜて敗血症を誘発したり、窒息させたりするケースもあり、被害を受けた子どもが死に至ることもあります。
また、医療従事者から疑いを持たれると突然通院を止め、別の医療機関を受診することなども少なくありません。深い医学知識を習得しており、医療従事者も見破ることが難しい巧妙な症状を作り出すこともあります。
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