治療
低血圧の治療は、低血圧の原因が判明していればその原因に対する治療を行います。生活上の取り組みによって低血圧を起こさないようにすることも大切です。
原因に対する治療
低血圧の原因には、心疾患、肺疾患、自律神経障害などさまざまものがあり、原因に応じて薬物療法などによる治療が行われます。
また、使用している薬が原因である場合には、薬を減らすあるいは他の薬に変更して対処し、低血圧そのものに対しては血圧を上げる昇圧薬などを用いて改善を図る場合があります。
生活上の取り組み
本態性低血圧と起立性低血圧においては、血圧を調整する自律神経がうまくはたらかないことで血圧が下がる場合が多いため、自律神経の状態を良好に保つ生活習慣を送ることが大切です。具体的には以下のような取り組みがあります。
- 規則正しい生活リズムを送り、十分な睡眠をとる
- 栄養バランスの取れた食事を摂る
- 適度に水分を摂取し、過度な塩分制限を行わない
- 適度な運動を行う
など
また、起立性低血圧では、立っているときに足に血液が溜まることを防ぐために、タイツや弾性ストッキングを着用するのもよいでしょう。
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