症状
低血圧の主な症状は、立ちくらみ、めまい、失神です。これは血圧が下がったときにまず体でもっとも高い位置にある脳への血液供給が減少するためで、特に立っているときに症状が出やすく、脳への血液供給が大きく減ると失神を起こします。
脳以外にも、体の各臓器、たとえば心臓の筋肉への血液供給が減少すれば、息切れや胸痛などの症状が出現します。
また、血圧が大きく低下し全身の臓器に血液が十分に行き渡らなくなることで、ショックという状態に陥ることがあります。ショックに陥ると、顔や手足が青白くなる、冷や汗、頻脈、虚脱(心臓のはたらきが弱くなる)、呼吸不全、昏睡などの症状が現れます。ショックは命に関わることも少なくないため、迅速な対応が必要となります。
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