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ぜんぱんせいふあんしょうがい

全般性不安障害

最終更新日
2021年01月25日
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2021/01/25
更新しました

概要

全般性不安障害(全般不安症)とは、多くの出来事や活動に関する不安、心配(予期憂慮)といった感情が日常生活において漠然(ばくぜん)と続く精神科疾患を指します。全般性不安障害では、抑制することが困難な不安や心配が持続することから、日常生活を円滑に送ることができなくなります。

全般性不安障害では長期間にわたり一貫して不安を感じることから、すっきりと気持ちが晴れることがありません。薬物を用いて症状をコントロールしたり、不安や緊張、心配などの感情の対処方法を学んだりすることで、リラックスした状態で日常生活を送ることができるように対応します。

原因

全般性不安障害は、単一の原因をもとに発症するわけではなく、環境要因や遺伝的要因などが複合的に関与することで病気の発症に至ると考えられています。物事をネガティブに捉えやすい性格の人や、親族の中で全般性不安障害を抱える人がいらっしゃる人などは、全般性不安障害のリスク因子であると考えられています。そのほか幼少期の家庭環境や経験、慢性的な身体疾患や健康障害なども誘因となりうると想定されています。

症状

全般性不安障害では、日常生活におけるさまざまな活動に対して、過度の不安や心配、緊張といった感情を抱くようになります。不安や心配の対象としては、家庭環境や学業、金銭面、健康面を例に挙げることができます。

こうしたことに対して不安や心配を抱くのはどの方でも見られる反応ですが、全般性不安障害の方の場合には過剰かつ慢性的に持続します。すなわち、常に最悪のシナリオを想定して不安を払拭できない、不安な感情に日常生活が支配されてしまい常にそのことを考えてしまう、などの症状が見られます。また疲れやすさ、筋肉の緊張、不眠、ふるえや過度の汗、吐き気、下痢、動悸、めまい頭痛などの身体症状を伴うことがあります。

これらの症状をもとにして、全般性不安障害では気分が晴れない状態が続き、落ち着かない、緊張が緩まない、怒りっぽい、集中力がない、学力が低下するなどの結果につながる可能性もあります。うつ病パニック障害などとの関係性が指摘されることもあります。

検査・診断

全般性不安障害の診断に際しては、複数の出来事に対して慢性的かつ過剰な不安や心配、緊張などを示している状態を確認することになります。症状の項目で記載したような、過度の緊張や震え、易疲労性、発汗などの症状も確認します。さらには、不安や身体的な症状などによって、社会生活に影響を及ぼしている状況を確認したり、薬物乱用や甲状腺機能亢進症などの身体疾患がないことを確認したりすることも診断には必要です。

治療

全般性不安障害では、薬物療法や精神療法を中心として治療に当たります。薬物療法としては、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)、抗不安薬などを用いて症状コントロールを図ります。また、精神療法をとおして、不安や心配等に対しての対処方法を学んだり、不安を感じる出来事に対して正常に認知できるようにはたらきかけたりします。

全般性不安障害では、日常生活が著しく制限を受けることもあります。不安の軽減された日常生活を送ることができるためにも、専門家の指導のもと正しい治療方法を遂行することが大切です。

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