症状
全般性不安障害では、日常生活におけるさまざまな活動に対して、過度の不安や心配、緊張といった感情を抱くようになります。不安や心配の対象としては、家庭環境や学業、金銭面、健康面を例に挙げることができます。
こうしたことに対して不安や心配を抱くのはどの方でも見られる反応ですが、全般性不安障害の方の場合には過剰かつ慢性的に持続します。すなわち、常に最悪のシナリオを想定して不安を払拭できない、不安な感情に日常生活が支配されてしまい常にそのことを考えてしまう、などの症状が見られます。また疲れやすさ、筋肉の緊張、不眠、ふるえや過度の汗、吐き気、下痢、動悸、めまい、頭痛などの身体症状を伴うことがあります。
これらの症状をもとにして、全般性不安障害では気分が晴れない状態が続き、落ち着かない、緊張が緩まない、怒りっぽい、集中力がない、学力が低下するなどの結果につながる可能性もあります。うつ病やパニック障害などとの関係性が指摘されることもあります。
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