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切創

最終更新日
2018年09月06日
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2018/09/06
掲載しました。

概要

切創とは、ナイフやカミソリなど鋭利な物体により生じた傷口のことを指します。一般的には「切り傷」とも呼称されます。

料理中に包丁であやまって手を切ってしまうなど偶発的な状況で生じることや、意図的な殺人や自殺などの際に生じることがあります。

皮膚が切れ、出血や痛みを伴います。出血量が多い場合には、局所を圧迫して止血します。また、縫合することで傷口の治療に当たります。

原因

切創は、鋭利な物質で体を傷つけることにより生じます。原因となる物質としては、ナイフやカミソリ、ガラス、包丁、刀などを例に挙げることができます。

切創は、偶発的な状況で生じることがあります。たとえば、カミソリでひげを剃っているときに皮膚を傷つけてしまう、料理中に包丁であやまって手を切ってしまう、などの状況です。

一方で、人の意図によって生じることもあります。たとえば、自殺を図る目的で手首にかみそりやナイフをあて、切創が生じることがあります。殺人や殺人未遂においても生じることもあります。

症状

切創は、多くの場合は肌が露出している部位に生じます。切創が生じることで皮膚が切れ、出血や痛みを伴います。

また、切創が生じる部位や状況によっては、皮膚よりもさらに奥深くの組織が同時に障害を受けることがあります。

この際に動脈が損傷されると、出血量が多くなる危険性が高まり、最悪の場合は生命の危機に瀕することもあります。

検査・診断

切創が生じた際には、皮膚の傷口を詳細に評価することで切創の深さ、大きさ、数、周囲組織の損傷状況などを評価します。また、傷が生じた際の出来事をよく確認します。

軽症の場合には、診察のみで治療に入ることもあります。しかし、動脈損傷や臓器損傷がある場合や、大量出血などが懸念される場合などには、血液検査や超音波検査、CT検査などの画像検査が検討されることもあります。

治療

出血量が多い場合には、局所を圧迫することで止血します。また、切創が生じた部位を縫合することで傷口の治療に当たります。この際、動脈や神経、腱などの損傷が生じている場合には、これらの部位に対する治療も行います。

切創が生じた際、傷口の汚染状況によっては破傷風などの感染症の発症に注意する必要があります。傷口の汚染が強い場合には、傷口の洗浄に注意を払うことが必要です。それでも皮膚感染症が生じた際には、抗生物質の使用を検討します。

また、破傷風については一度発症すると致死的になることも懸念されるため、切創が生じた段階で予防処置の必要性について検討します。それまでの予防接種回数や最終ワクチン接種からの経過年数などを考慮し、抗毒素の投与やワクチンの追加接種などを行います。

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