症状
老人性難聴は、特に高い音から聴き取りにくくなるのが特徴です。高い音域の成分を含む“さ行”と“か行”が聞き取りにくくなることが多く、雑音の中での音の聞き分けも苦手になります。このため、日常会話に支障をきたすことも少なくありません。音を聞き取って理解しながら会話をする能力は、単純な聴力だけでなく、さまざまな脳の機能も必要です。一般的に年齢を重ねると、会話に必要なことばを聞き取って理解する能力も低下していくため、音そのものの聞こえの低下と、ことばを正確に聞き取る力の低下が相まって会話が困難になるのも老人性難聴の特徴であると考えられています。
また、老人性難聴は進行すると高い音だけではなく日常的な会話に必要な高さの音も聞こえにくくなります。さらに慢性的な耳鳴りを自覚する人も多いとされています。
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