治療
匙状爪の治療は原因によって異なります。
原因となる病気などがなく、間違った爪の切り方が原因の場合は爪切りの方法を見直します。
爪は指先の形に合わせて丸く切り、爪先の白い部分は少し残すようにします。指先よりも短くならないようにし、特に爪の両端を短く切りすぎないようにします。
また、指先に力が入るような動作も匙状爪を引き起こすため、そうした仕事を行う際には道具を使用して指先に力が入りすぎないように注意するとよいでしょう。
子どもの足の指にみられる匙状爪は一時的な症状であることがほとんどで、靴を履いて歩くようになれば徐々に改善するとされています。
匙状爪の原因が鉄欠乏性貧血の場合は、その治療が必要です。
通常、鉄剤を内服すると数週間程度で貧血症状が改善しますが、場合によっては体内の貯蔵鉄を正常化するために数か月単位で鉄剤の服用を続ける必要があります。
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