治療
反応性関節炎では、感染症に対する治療と、関節炎やそのほかの症状に対する治療の両方が必要となります。感染症に対しては、細菌の種類に応じた抗菌薬による治療が行われます。クラミジア感染では抗菌薬治療が有効ですが、腸炎に続発した反応性関節炎では抗菌薬の有効性は証明されていません。
関節炎の症状は自然によくなる場合には特別な治療がされないこともあります。薬物治療としては通常、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が初めに処方されます。関節炎が長く続く場合には、抗リウマチ薬であるスルファサラジンやメトトレキサートなどが用いられます。重症の場合には、ステロイドの注射や内服、生物学的製剤(体内に存在するたんぱく質を応用して作られた薬)などが使用されることがあります。
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