治療
口角炎の治療は原因によって異なります。休息や生活習慣の改善、市販薬の使用などのセルフケアで症状が改善することも多いですが、症状がなかなか改善しない場合や、再発を繰り返す場合には皮膚科や歯科口腔外科の専門医による診断や治療が必要になることがあります。
セルフケア
乾燥や皮膚への刺激、アレルギーなどが口角炎の原因になっている場合は、その原因を取り除きます。その後は、辛いものなど口角炎への刺激となる食品を取らないようにしたり、かさぶたを刺激しないようにしたりして患部の安静を保ちます。また、清潔を保つために適度の洗浄を行います。
必要に応じてワセリンなどで病変を保護したり、口角炎に効能・効果がある市販薬を使用したりすることも有効です。
専門医による治療
口角炎の原因となっている刺激を取り除くことを指導したうえで、感染がみられる場合は原因菌に対する抗菌薬を使用します。また、ビタミンなどの栄養不足が口角炎を引き起こしている場合には、ビタミン剤による補充を行うこともあります。口角炎による痛みが強い場合は、痛みを和らげるための保護薬(ワセリンなど)やステロイドの外用剤が用いられることもあります。
長引く口角炎は内科的な病気(糖尿病や肝疾患など)が原因になっていることもあるため、口角炎の原因となりうる病気を診断し、治療を行うこともあります。
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