症状
呼吸不全では、肺の機能が低下することと関連して息苦しさを自覚するようになります。特に運動をしているときには身体の酸素需要量が増えるため、運動時に息苦しくなりやすいです。息苦しさを代償するために呼吸回数が増え、喘鳴(ぜんめい:呼吸のさいにゼーゼーと音がなる)が出たり肋骨の間がへこむような呼吸の仕方になったりすることもあります。また、日常的に呼吸をすることにエネルギーを使用することから、体重減少につながることもあります。
そのほか、二酸化炭素が体内に蓄積すると頭痛や意識レベルの悪化などがみられることもあります。慢性呼吸不全に対して在宅酸素療法を行っている方の場合、酸素調節の仕方がうまくいかずに呼吸がきちんとできず、意識を失ってしまうこともあります。
以上のような症状はすべての方に見られるわけではなく、経過や重症度などによって異なります。
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