治療
酸素の補充を目的とした治療が行われます。具体的には、酸素投与や非侵襲的陽圧換気、挿管したうえでの人工呼吸管理、膜型人工肺での呼吸管理などが検討されます。
慢性に経過する呼吸不全では、日常生活を行うためのサポートが必要となることもあります。在宅酸素療法と呼ばれる方法を導入し、家でも呼吸苦を軽減して過ごせるようにします。
呼吸不全では、肺障害を引き起こす疾患に対しての根本治療も行います。肺炎や敗血症であれば抗生物質の投与が検討され、気胸であれば脱気を行うための胸腔ドレナージが行われます。肺気腫では喫煙習慣と関連して肺機能がさらに増悪するため、禁煙を行うことも大切です。
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