原因
呼吸不全を引き起こす原因となる病気はさまざまです。原因によって病気の進行程度が異なり、数日の間に症状が悪化することがあれば、慢性の経過で徐々に呼吸状態が悪くなることもあります。
急性呼吸不全の場合
急性に経過する呼吸不全としては、肺炎・自然気胸・急性肺血栓塞栓症などがあります。肺に生じる病気のひとつとして、急性呼吸窮迫症候群と呼ばれるものがありますが、これも急性呼吸不全の代表疾患です。急性呼吸窮迫症候群は、肺に対しての直接的な侵襲以外にも、敗血症、重症熱傷、重症膵炎、外傷などを原因として発症します。
慢性呼吸不全の場合
慢性の経過から発症する呼吸不全もあります。代表的なものとしては、喫煙習慣と密接な関連のある肺気腫です。また、間質性肺炎や肺結核後遺症などでも呼吸不全が生じることがあります。
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