治療
回帰熱の治療方法としては抗菌薬による薬物療法が有効です。具体的にはダニ媒介回帰熱の場合はテトラサイクリンが、シラミ媒介回帰熱の場合はテトラサイクリンとエリスロマイシンの併用、あるいはドキシサイクリンが選択されます。
ただし、回帰熱の患者に対して初めて抗菌薬を投与した際は、数時間以内に悪寒・震えなどの症状(Jarisch-Herxheimer 反応)が起こることがあり、その確率は、ダニ媒介回帰熱の場合で30~40%、シラミ媒介回帰熱の場合では80~90%といわれているため、投与後の様子をしっかり観察することが大切です。
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