かいせんいじょう

回旋異常

最終更新日:
2024年04月05日
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2024/04/05
更新しました
2017/04/25
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治療

回旋異常が生じていても、分娩の進行に伴って正常な状態へ戻る場合があります。そのような場合は特別な処置は不要です。しかし、分娩がなかなか進まない場合や母子いずれかのリスクが高まることが予想される場合には、以下のような介入が必要になります。

会陰切開術

胎児の頭が娩出する前に、局所麻酔をしたうえで母体の腟入口から肛門(こうもん)にかけて会陰(えいん)部を切開します。会陰切開術によって児頭の娩出を促し、胎児にかかる負担を軽減できる可能性があるほか、母体の腟壁などが不規則に裂けることを防ぐ効果も期待できます。

帝王切開術

腹部を切開して胎児を取り出す分娩方法です。骨盤位横位(胎児が横になっている状態)のほか、回旋異常で分娩停止と判断され、児頭が骨盤出口部まで十分に下がっていない場合に帝王切開術が選択されます。

吸引分娩

児頭が骨盤内を十分に通過して骨盤出口部まで下降している場合に選択されます。腟入口から吸引カップを挿入して児頭に装着し、いきみに合わせて優しく吸引カップを牽引(けんいん)することで分娩を促す方法です。

鉗子分娩

児頭が骨盤内を十分に通過して骨盤出口部まで下降している場合に選択されます。腟入口から鉗子(かんし)と呼ばれる器具を挿入して児頭をつかみ、妊婦のいきみに合わせて優しく引っ張り出すようにすることで分娩を促す方法です。

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