種類
壊死性筋膜炎は、感染する細菌(原因菌)によって以下の病型に分けられます。
I型
嫌気性菌*を中心とした複数の細菌による混合感染で発症します。複数の細菌が同時に感染することも少なくありません。糖尿病や末梢動脈疾患など血管に異常がある方、免疫機能が低下している方、手術を受けた方は、発症するリスクが高いとされています。特に性器や肛門周囲から発症した場合は、フルニエ症候群(フルニエ壊疽)と呼ばれます。
II型
単一の細菌感染によって発症し、主にA群溶血性レンサ球菌や黄色ブドウ球菌の感染によるものが多くみられます。また、A群溶血性レンサ球菌による劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、健康な方にも発症するケースが増加しており、特定の持病がない場合でも発症する可能性があります。
*嫌気性菌:増殖するのに酸素を必要としない菌。
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