症状
外陰炎は、外陰部に炎症が起こる状態であるため、基本的には炎症に伴う症状が現れます。
まず、多くの場合で外陰部の皮膚が赤くなります。ただれたような見え方になる場合もあります。次に、かゆみや痛みを感じます。かゆみの程度は原因と重症度によってさまざまで、なんとなく気になる程度であることもありますが、日常生活がままならないほど強いケースもあります。
また、皮膚の表面に炎症が起こると皮膚の表面がもろくなり、さらに、かゆみなどで掻いてしまうことで外陰部の表面に細かな傷ができてしまうことがあります。傷ができると皮膚のバリア機能が正常にはたらかなくなってしまうため、炎症がより悪化したり、皮膚の奥まで原因微生物が入り込んでしまったりする可能性が出てきます。傷から少量の出血を認める場合もあります。
外陰炎では腟炎(腟に起こる炎症)が同時に発症するケースが少なくありません。腟炎を合併している場合にはおりものの変化や増量が起きたり、臭いの変化が起きたりします。
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