原因
多形紅斑の主な原因はウイルスや細菌への感染、治療薬の服用ですが、はっきりと原因が分からない場合もあります。原因不明の多形紅斑は女性に起こりやすく、決まった季節に繰り返しみられるという特徴があります。
ウイルス・細菌感染
原因となりうるウイルス・細菌としては、単純ヘルペスウイルスやマイコプラズマ細菌、レンサ球菌などが挙げられます。
治療薬の服用
医薬品の服用によって生じる発疹を“薬疹”といいます。多形紅斑を引き起こす治療薬は広範囲にわたりますが、主に抗菌薬、解熱消炎鎮痛薬、抗けいれん薬、抗悪性腫瘍薬などが挙げられます。また、画像検査の際に使用されることのある造影剤の投与をきっかけに発症することもあります。
治療薬を原因とする多形紅斑は、服用を開始して数日から2週間程度で発症することが一般的です。ただし、ときに服用から1か月以上経過した後に発症することもあります。
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