治療
夜尿症と診断された場合は、重症度や原因によって次のような治療が行われます。
生活指導
夜尿症を改善するためには生活改善を行うことが必要です。具体的には、夕方以降は水分の摂取を控えめにする、就寝前に排尿を済ませる、利尿効果のあるカフェインを含んだ飲料を控えることなどが挙げられます。
薬物療法
生活指導を行っても症状が改善しない場合は、尿の産生を抑える抗利尿ホルモン剤や膀胱の筋肉を緩めて容積を大きくする抗コリン薬などを用いた薬物療法が行われます。
夜尿アラーム療法
下着やオムツに尿漏れを感知するセンサーを装着し、尿失禁が生じる前にアラームが鳴って排尿行動を促す治療法です。尿意が生じても目が覚めずに尿失禁をしてしまうタイプの夜尿症の治療によいとされており、訓練を繰り返すことで自然に尿失禁がなくなっていくケースも多いことが分かっています。
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