検査・診断
大腿骨頭壊死の診断は、レントゲン写真やMRI検査、シンチグラムといった画像検査が主体になります。レントゲン写真では大腿骨頭が潰れている状況を確認することができます。しかしながら、大腿骨頭の壊死が生じてから実際に大腿骨頭が潰れるまでには時間差があります。したがって、レントゲン写真だけでは病初期において大腿骨頭壊死を診断することは困難です。
一方MRI検査では、大腿骨頭が潰れるという見た目の変化を生じる前段階、すなわち壊死を起こしている状況においても画像的な変化をキャッチすることが可能です。ステロイド治療期間中には常に大腿骨頭壊死の危険性が伴うことが知られています。こうしたハイリスク患者さんを対象としてMRIを行うことで、自覚症状が出現する前においてもより早期の段階から大腿骨頭壊死を検出することが可能です。
医師の方へ
「大腿骨頭壊死」を登録すると、新着の情報をお知らせします