原因
家族性化膿性汗腺炎の原因は現在のところ不明ですが、遺伝的要因と環境的要因があると考えられています。遺伝的要因として、γセクレターゼ遺伝子の変異などが報告されています。 研究によると、欧米では約3分の1の患者に家族歴が認められるのに対し、日本で家族歴のある患者は2~3%と報告されており、ほかにも原因となる遺伝子が存在することが想定されています。
家族性化膿性汗腺炎を含む化膿性汗腺炎は、毛穴の閉塞をきっかけに発症するとされています。なぜ炎症が起こるのかはまだ詳しく分かっていませんが、毛包部位での自然免疫*の過剰な活性化が要因の1つと考えられています。
環境要因としては、喫煙と肥満が挙げられます。たばこに含まれるニコチンは毛包の閉塞を促進する作用や炎症を増強する作用があり、肥満は皮膚への物理的負荷を増大させ、さらに炎症を引き起こす物質の分泌を増加させることが報告されています。これらの遺伝的要因と環境的要因が互いに影響し合い、病気の発症や症状の重症化につながっていると考えられています。
*自然免疫:体内に侵入した病原体や異物に対して最初にはたらく生体防御システムのこと。生まれつき備わっている基本的な免疫機能で、病原体や異物を素早く認識し、攻撃して体外へ排除しようとするはたらきをもつ。
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