治療
家族性良性慢性天疱瘡を根本的に治す方法は、現在のところ確立されていません。
そのため、この病気の治療は水ぶくれの痛みや細菌感染などを改善すること、進行を抑えることが目的となります。
症状が比較的軽い段階では、炎症を抑えるストロングクラス以上のステロイド外用薬が第一選択となります。また、ビタミンD3軟膏やタクロリムス軟膏も有効なことがあります。再発を繰り返して症状が強くなっているような場合には、レチノイドの内服や免疫抑制薬などの全身療法を検討します。
そのほか、水ぶくれが破れて細菌感染などを起こしているときには、抗菌薬の投与が行われます。
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