治療
寒冷凝集素症は根本的な治療方法が確立されていません。温式の自己免疫性溶血性貧血の場合、ステロイドホルモン剤が検討されますが、冷式の自己免疫性溶血性貧血では有効性が明らかでなく、長きにわたって有効な治療薬がありませんでした。しかし、2022年に寒冷凝集素症の治療薬として“スチムリマブ”が日本で初めて製造販売承認を得て、注目を浴びています。
寒冷凝集素は寒いところで活性化することが分かっているため、寒い場所にいることを避け、まずはしっかり保温することが大切です。重症の場合には、輸血や血漿交換などが検討されます。
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