検査・診断
尋常性天疱瘡が疑われる方に対しては、まず血液検査が行われます。血液検査にて、血液中にデスモグレイン3やデスモグレイン1に対する自己抗体があるかどうかを調べます。粘膜優位型の尋常性天疱瘡の患者さんではデスモグレイン3に対する抗体、粘膜皮膚型の尋常性天疱瘡の患者さんではデスモグレイン1とデスモグレイン3の両方の抗体ができてしまうことが知られています。
また、尋常性天疱瘡の確定診断には、患者さんの組織を一部採取して病変を調べる生検が必要不可欠となります。水疱のできている病変部もしくは外見上正常な皮膚採取し、皮膚や粘膜に抗体が沈着しているかどうかについて蛍光抗体直接法を用いて確認します。血清中にデスモグレインに対する抗体が存在し、かつその抗体が組織に沈着している、つまり攻撃してることが確認できれば尋常性天疱瘡と診断されます。
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