じんじょうせいてんぽうそう

尋常性天疱瘡

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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症状

尋常性天疱瘡は粘膜皮膚型と粘膜優位型に分けられます。粘膜皮膚型の場合には、全身のあらゆる粘膜や皮膚に水疱と、びらんができます。具体的には口唇や咽頭、食道、眼瞼結膜などの粘膜部分や、鼠蹊(そけい)部、腋窩(えきか)部など、皮膚と皮膚に摩擦が生じやすいところに多発する傾向があります。皮膚に発赤や水疱が現れ、びらんを生じることも多いため、重症のやけどを負ったように見えることもあります。適切な治療がなされない場合には、皮膚表面から大量の水分が抜けて脱水状態となる可能性があるため注意が必要です。

一方、粘膜優位型の場合には、口腔粘膜を主体として症状が現れ、皮膚には限局した症状が生じます。口腔内に水疱ができては破れることを繰り返し、びらんが多発してしばしば痛みを伴うため、飲食が困難になることも珍しくありません。水疱は非常に破れやすく(弛緩性水疱)、すぐにびらん状態になってしまいます。粘膜優位型の場合には口腔内に初期症状が出るため、まず歯科口腔外科を訪れる患者さんが多く、尋常性天疱瘡と診断されるまでに時間がかかることもあります。硬いものを食べた後に歯肉がずるりと剥けてしまったり、口腔内に水疱やびらんができたりした場合には尋常性天疱瘡を疑い、皮膚科を受診するとよいでしょう。

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