治療
尋常性白斑の治療法には薬物療法、紫外線療法、植皮・外科手術、カモフラージュメイク療法などがあります。
どの治療を行うかは、発症からの年数、患者の年齢、白斑の位置によって異なります。また、合併症がある場合はそれぞれの専門医による合併症の治療が行われます。
薬物療法
ステロイド外用剤、活性型ビタミンD3外用薬、タクロリムス軟膏などの外用剤が主に用いられますが、後2剤は保険適用ではありません。進行性の尋常性白斑に対しては、ステロイド剤の全身投与が用いられることもあります。
紫外線療法
紫外線を照射する治療です。照射する紫外線の種類によっていくつかの方法がありますが、ナローバンドUVB照射療法と呼ばれる方法が第一選択とされており、ほかにPUVA療法、エキシマレーザー/ライト照射療法などがあります。
植皮・外科手術
ほかの部位の皮膚を移植する治療法です。過去1年以内に症状の悪化がみられず、かつ見た目の問題から治療の必要性が高い場合に行われることがあります。
カモフラージュメイク療法
白斑専用の化粧品を用いて白斑のカモフラージュを行う治療法です。尋常性白斑の治療を行っても効果がない場合に、患者のQOL改善を目的として行われることがありますが、保険適用ではありません。
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