検査・診断
尋常性白斑は症状を基に診断が進められます。尋常性白斑にはさまざまな似た病気があり、白斑が生まれつきのものかどうか、白斑の境界線がはっきりしているか、白斑が全身のどこに現れているか、白斑を生じさせる他の病気があるかなどをもとに診断が進められます。
また、尋常性白斑は自己免疫性甲状腺機能異常、膠原病、シェーグレン症候群、糖尿病、円形脱毛症、悪性貧血、アジソン病、重症筋無力症などの合併症がみられることがあります。これらの合併症の有無を調べるために、血液検査などの検査が行われることもあります。
尋常性白斑は白斑の体表面積に応じて軽症から重症に分けられることがあります。
- 軽症:白斑が体表面積の10%未満である
- 中等症:白斑が体表面積の10%以上、30%未満である
- 重症:白斑が体表面積の30%以上である
ただし、白斑が顔面に生じている場合など、白斑によってQOLが著しく損なわれている場合は、面積にかかわらず重症と診断されることもあります。
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