しょうのうしゅっけつ

小脳出血

最終更新日:
2023年03月29日
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2023/03/29
更新しました
2017/04/25
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治療

小脳出血の治療方法は、出血の範囲や重症度によって大きく異なります。

出血の最大径が3cm以上であり、神経症状が増悪している場合、脳幹を圧迫している場合などは緊急手術によって血腫を除去する手術が必要になります。

一方で、少量の出血であれば時間の経過とともに脳に吸収されていきますので、出血の範囲が小さく神経症状も軽度な場合には、脳の腫れを予防する薬などを用いた薬物療法を行いながら経過を見ていく場合もあります。

また、重症な小脳出血は脳幹を圧迫し、脳室で産生される脳脊髄液(のうせきずいえき)の流出路が閉じる閉塞性水頭症(へいそくせいすいとうしょう)を併発することがあります。そのような場合には、拡大した脳室内にたまった脳脊髄液を排出させるために脳室内に管を留置する“脳室ドレナージ術”が行われます。さらに、全身状態に応じて人工呼吸器による呼吸管理などが必要になるケースも少なくありません。

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