にょうまくかんいざん

尿膜管遺残

同義語
尿膜管遺残症
最終更新日:
2025年02月18日
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2025/02/18
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治療

感染による症状がある場合には、その治療として薬物療法が行われます。尿膜管そのものを摘出する手術療法も行われますが、感染などが起こらず無症状の場合は、摘出をせずに経過観察を行うこともあります。

薬物療法

感染による臍炎や膀胱炎がある場合、まずは抗菌薬などの投与によって炎症を抑える治療を行います。臍炎で炎症が重症化し、へそにがたまっている場合は、必要に応じてへそを切開して膿を排出します。

なお、薬の投与のみで症状が落ち着く場合もありますが、炎症は再発する傾向にあり、根治を目指すためには手術が必要となります。手術を行う際に感染による症状がみられる場合も、薬物療法による治療が先に行われます。

手術療法

尿膜管遺残に対する手術は“尿膜管摘除術(にょうまくかんてきじょじゅつ)”といい、根治が期待できる治療方法です。以前は開腹手術が主流でしたが、現在は腹腔鏡(ふくくうきょう)を用いて行われることが多くあります。腹腔鏡を用いた尿膜管摘除術では、へそと下腹部の一部に小さな穴を開け、その穴からカメラや器具を挿入して手術を行います。モニター上で病変部とその周囲を観察しながらへそから膀胱まで続いている尿膜管を摘出するため、膀胱の一番頭側の部分も一部切除することがあります。尿膜管の摘出後は、へその再形成が行われることもあります。

なお、新生児や乳幼児に手術を行うかどうかは、炎症の頻度や正確な診断を踏まえて決定されます。

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