種類
尿膜管遺残には、形態に応じて4つの種類があります。
尿膜管瘻
膀胱からへそまで尿膜管が完全に残っている状態をいいます。新生児、乳児に多く、へそから尿が出ることで診断されます。
尿膜管洞
へその中に尿膜管が一部残っている状態で、もっとも頻度が高いとされています。尿膜管から粘液などの分泌物が出るため、臍炎を引き起こす場合もあります。
尿膜管嚢胞
膀胱からへそにつながっている尿膜管の途中部分が一部残って、内部に粘液がたまっている状態です。感染を起こして膿瘍化(膿がたまること)する可能性があります。感染が起こらなければ無症状のため、検診などで偶然見つかることもあります。
尿膜管憩室
膀胱と接する形で尿膜管が一部残っている状態です。膀胱炎を引き起こしやすいほか、ごくまれに尿膜管がんを発症することがあります。
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